家づくりも「SDGs」に貢献する

気候変動や地球温暖化への対策として持続可能な開発目標として掲げられた「SDGs」。17の目標で問題解決を図る活動は、民間企業、個人の生活意識にも広がり、資材製造から建築時までCO2排出量の少ない家づくりも「SDGs」に貢献する取り組みです。

国産·地場産材を使うことで、輸送でのCO2排出量を抑えられますし、木造の家は資材製造から建築時におけるCO2排出量が、鉄筋コンクリート造・鉄骨造に比べて少なく抑えられます。

また、樹木は年十年何百年もかけて成長するので、生きている間は光合成により大気中の二酸化炭素を吸収し続けます。そのため、地球温暖化を防止する働きがあると言えます。

さらに樹木が伐採されて木材や木製品になっても炭素は固定されたままです。木材に含まれる炭素は燃やさない限り固定されたままなので、私たちの身近なところに木製品が増えれば増えるほど待機中の二酸化炭素は減っているという考えになります。見方によっては、木材がたくさん使用される木造住宅は、他の工法の住宅に比べて、環境に貢献しているといえると思います。