熱の伝わり方には3原則がありますが、その熱の伝わり方に対して、伝わりにくくする方法が違ってきます。アイロンなどのように熱源から直接伝わってくる「伝導熱」、これは繊維系、発泡系の断熱材で対応できますが、熱全体の5%程度に対する方策です。ストーブのように熱を持った空気から伝わる「対流熱」、これも繊維系、発泡系断熱材で対応できますが全体の20%程度です。残り75%程度が「輻射熱」と言われる熱線による伝わり方ですが、これは繊維系や発泡系の断熱材では防げません。
解りやすく言うと、炎天下の車を触ると火傷をするように、気温が30℃でも、熱線を浴びていると気温以上に高温になってしまうのは不思議ですね。この「輻射熱」に対するものが「遮熱」です。当社では遮熱に対しても研究し提案しております。